スワップ派のトレードは、為替差益ではなくスワップポイントを重視します。ポジションを保持していればスワップ金利は毎日発生します。プラスのスワップは安定的な利益になります。ポジションを持っているだけで通貨の金利差分が蓄積されていくので、「スワップ金利」と表現されることもあります(本書では、プラススワップの場合を、以下「スワップ金利」と呼ぶ)。
ポジションの保持期間は、トレード派に比べると長期間(半年以上~数年)になります。ポジションが見込み違いの場合は早めに決済することもありますが、良いポジションなら少なくとも半年、長ければ数年間は保持します。この間の為替変動に耐えるため、レバレッジは2倍~5倍程度が目安になります。
ただし、為替レートの変動によって、ポジションの評価損益が必ず発生します。スワップポイントの蓄積に比べて、レート変動による評価損益は短期間に発生します。
スワップ投資は、為替変動による含み損が拡大しても、強制決済(自動ロスカット)とならないように運用していくことが必須です。このため日々の為替の動きに目を奪われることなく、長期のトレンドや金利の動向についての見通しをしっかり立てておく必要があります。
また、複数の通貨に分散投資することにより為替変動リスクを抑えるようにします。一般的には通貨を集中するよりも分散した方が為替変動の影響を受けにくくなります。
ポジションを建てるタイミングも重要です。いくらスワップポイントが有利でも為替レートが高いときに注文したポジションでは、下落した時の含み損が大きくなります(ロングポジションでスワップがプラスになるとき)。
このようにして強制決済(自動ロスカット)となるリスクを取り除き、投資期間中の為替変動に耐えることができれば、スワップ投資はうまくいきます。日々のスワップポイントが利益となり、利回りの良い外貨に投資しているような預金感覚のFX運用が可能です。
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